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引っ越しの日程に悩みました
息子は小学生。
近所には沢山の同級生を含むお友達のお宅があり、休日や夏休みに入ってからの引っ越しだと、引っ越し業者のトラックが来た時に大騒ぎになることが予測されました。
クラスのみんなには担任の先生から2学期の始業式の日に伝えてもらうことになったので、近所のママたちにも相談した結果、夏休み直前の終業式の日、みんなが学校へ行っている間に、引っ越し業者に来てもらうことに決めました。
夏休み中は、おばあちゃん家に遊びに行っているという設定で、近所のママたちは子供に話すと言っていました。
元夫はしばらくの間自宅に残るので、引っ越しと言っても家電製品や食器棚はそのままです。
真夏の梱包はツライよ
近所のホームセンターで、使い古しのダンボールを貰えるものだと思い込んでいました。
私が経験した今までの引っ越しは、全てお店でもらった使い古しのダンボールで済んでいたので、今回も当然のことのように思っていたのです。
さて、梱包するぞ!と、近所のホームセンターに行きました。
ダンボールを頂きたいのですが…と商品陳列をしていた店員さんに言うと、
「買い物したものを車に積む為とかでしたら差し上げていますが、それ以外はあちらに売っていますので」 と。
新品のダンボールを買って下さいとのことでした。
他のお店を回る気力も無く、ダンボールを購入。
大きいダンボールには衣装ケースに入っていない洋服など軽いものを、小さめのダンボールには本など重たいものを入れると想定して買いました。
箱が余ってももったいないので、少なめに買って、梱包しながら何度かお店と家を往復しました。
結局、使ったダンボールは二十数個。
他に季節外れの服が入った衣装ケースや、紙袋に入れた荷物などが沢山。
想像以上にすごい量でした。
捨てられるものはだいぶ捨てたのですが、それでも大量に感じました。
午後からはエアコンを点けたりしながら、お茶を飲みながら汗だくになって一人で頑張りました。
荷造りに精を出す私の姿を見ても、大変な思いをして車から買って来たダンボールを下ろしていても、夫は一切手を貸してくれませんでした。
引っ越し当日
子供を学校へ送り出し、暫くすると予定時間に引っ越し業者が到着。
次々と家具やダンボールにまとめた荷物、衣装ケースなどが積まれました。
無事にみんなが学校から帰宅する前に荷物の引っ越しは終了。
トラックの前方に他のお客さんの荷物が積んであるとのことで、全部積みきらなかったのですが、乗用車で運べる荷物を残してもらうようにしたので大丈夫でした。
お天気が雨だと言うことで、他の近所のヤジウマ的な方も居なくて良かったです。
(理由が理由なので、仲の良いお宅にしか挨拶に行きませんでした)
だいぶ家の中がガランとして、やっと手に入れたマイホームとの別れが来ると思うと、寂しかったです。
夫との別れよりも、この恵まれた環境と、頑張って節約して頭金を貯めて買った家との別れが本当に辛かったです。
夫は何を思っているのか…
奥さんと可愛い我が子が出て行ってしまうことをどう受け止めているのか私には全く分かりませんでした。
引っ越し先の実家では
こちらも凄いことになっていました。
なにせ、狭い実家。
狭いと言ったら贅沢かも知れませんが…。
全ての部屋に、私が梱包した荷物が置かれ、少ないスペースで生活をするしかない状態でした。
両親は 「これ全部、一人で梱包したのか!?」 とかなり驚いていました。
やることがあるなら手伝うからと常々言ってくれていたのですが、梱包する日前後数日、夫が休みで家にいたので両親を呼ぶことも出来ず…
暑かったし、相当疲れただろうから気が抜けた時に寝込むぞ、と言っていたそうです。
その通りになりました。
父が、私の部屋のクローゼットを改造して、上の空間にも沢山衣装ケースが乗せられるようにDIY作業を頑張ってくれました。
そして私の部屋がだいぶ部屋らしくなってきたころ、私は久しぶりに高熱を出して、寝込んでしまったのです。
しかも疲れが取れないうちにまた疲れるという状態が続いていたので、体調の回復も遅い遅い!
父はその後も小さなスペースに体裁良く物が置けるように、壊したタンスの木材を使い、新たな家具を作っていました。
情けないかも知れないけど、両親が健在なうちに第二の人生をやり直せる…
住むところがあるというのは恵まれていると思いました。
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